演習02-1 コンソール接続(PacketTracer)

PacketTracer

今回は、PacketTracer上に配置したルータをコマンドラインで操作する方法について演習します。
方法は2つあります。

・実機と同じように、PacketTracer上にルータと操作用PCを配置し、コンソールケーブルで接続する
・PacketTracer上に配置したルータの操作画面のCLIタブを使用する

いずれかを選んでiosを操作してください。

実機と同じようにPCとルータをコンソール接続する

コンソール接続とは

Cisco製ルータやスイッチには、操作のためのパネルやスイッチ類がほとんどありません。設定などの操作は、ルータやスイッチをPCと接続し、PC上からの『コマンド入力』という形で行います。

コンソール接続とは、ルータやスイッチとPCを接続するための方法の一つで、専用のケーブルを用いるものです。当然、ケーブルが届く距離(操作対象のルータやスイッチから数m程度)まで近づかなければいけないのですが、セキュリティ面ではもっとも安全な接続と言えます。よって、パスワードが設定されていない工場出荷状態では、コンソール接続でしか設定などの操作をすることが出来ないようになっています。

ネットワークの組み立て

では、演習のための環境を用意しましょう。まず、PacketTracerのワークスペース上で、実機の場合と同じようにルータとPCをコンソール接続します。

ルータの配置

ルータの選択

① デバイスタイプ選択ボックスの上段で、[Network Devices] をクリックして選択します。
② デバイスタイプ選択ボックスの下段で、[Routers] をクリックして選択します。
③ デバイス選択ボックスで適当なスイッチを選択します。例としてここでは [1841] を使用してみましょう。

ルータ1841(1800シリーズ)は Ciscoサービス統合型ルータの定番モデルでした。すでにサポートが終了している古い機種なので実際に新規ネットワークを構築する場合は採用されないと思いますが、PacketTracerでの学習用には手頃な機種です。

ワークスペースへのルータの配置

ルータを選択したら、ワークスペースの適当な場所に配置します。

PCの配置

PCの選択とワークスペースへの配置

『はじめてのLAN』と同様、デバイス選択ボックスで PC-PT を選択して、ワークスペースのルータの近くに配置します。

コンソールケーブルでの接続

ケーブルの選択

まず接続に使用するケーブルを選びます。

①デバイスタイプ選択ボックスの上段で [Connections] をクリックして選択します。
②デバイスタイプ選択ボックスの下段で [Connections] をクリックして選択します。
③デバイス選択ボックスで [Console] (コンソールケーブル、水色のケーブル)をクリックして選択します。

ケーブルの接続

①ケーブルを選択するとアイコンが の形になるので、PCをクリックします。
②PCの接続先インターフェイスの一覧が表示されるので、RS232 を選択します。

PacektTracer上ではシリアルポートを『RS232』と表示しています。かつてPC用シリアルインターフェイスに採用されていた規格名が『RS-232』でした。

続けて、同様にしてルータ側の接続インターフェイスを選択します。

①ルータをクリックします。
②表示されたインターフェイス一覧から Console を選択します。

コンソールケーブルは別名『ロールオーバーケーブル』ともいいます。
ルータ/スイッチ側のコネクタは一般的なLANケーブルと同じRJ-45なので、イーサネットポートにも接続できてしまいますが、それでは動作しません。間違えて接続してしまわないよう、実機でもよくインターフェイスの名称を確認して下さい。

コンソールケーブルを正常に接続できると、ケーブルの両端に黒丸が表示されます。されない場合は接続先のインターフェイスを間違えていないか確認して下さい。

PCやルータの名前も必要に応じて変更して下さい(下の例ではPCをPC-A、ルータをRT1に変更しています)。

ターミナルの起動

実機の場合と同様、PC上のターミナルエミュレータからルータやスイッチを操作することが出来ます。PacketTracerのPCには『Terminal』というターミナルエミュレータが用意されています。

PCの操作画面を開く

PC-Aをクリックすると、PCの操作画面が表示されます。

上部の『Desktop』タブをクリックします。

Terminalを開く

PC操作画面のDesktopタブで、Terminal をクリックします。

Terminal Configuration 画面が表示されるので、設定が

Bits Per Second9600
Data Bits8
ParityNone
Stop Bits1
Flow ControlNone

となっていることを確認してから(違っていたら修正)、OK をクリックします。

Terminalがルータに接続し、ルータからのメッセージを表示します。これでルータをコマンドで操作できるようになりました。

以上で準備完了です。それでは演習02-2 に進んでください。

ルータ操作画面のCLIタブを利用する

実はPacketTracerには、非常に簡単にルータのiosを操作する方法があります。それはルータ操作画面のCLIタブを使用する方法です。

CLIタブを使用すれば、ルータ操作用のPCを用意する必要がなく、セットアップが非常に楽です。動作はほぼコンソール接続に準拠していますので、通常の演習ではこちらを使用するといいでしょう。

ただし、実機やPacketTracer上のTerminalで可能な操作のうちの一部が、CLIタブでは実行できません。そういった操作を実験したい場合はCLIタブではなくTerminalで接続して下さい。

ワークスペースへのデバイスの配置と配線

PacketTracerのワークスペース上で、実機の場合と同じようにルータとPCをコンソール接続してみましょう。

ルータの配置

ルータの選択

① デバイスタイプ選択ボックスの上段で、[Network Devices] をクリックして選択します。
② デバイスタイプ選択ボックスの下段で、[Routers] をクリックして選択します。
③ デバイス選択ボックスで適当なスイッチを選択します。例としてここでは [1841] を使用してみましょう。

ルータ1841(1800シリーズ)は Ciscoサービス統合型ルータの定番モデルでした。すでにサポートが終了している古い機種なので実際に新規ネットワークを構築する場合は採用されないと思いますが、PacketTracerでの学習用には手頃な機種です。

ワークスペースへのルータの配置

ルータを選択したら、ワークスペースの適当な場所に配置します。

ルータ操作画面のCLIタブを使用する場合は、ルータ操作用のPCを用意する必要がありませんので、これで準備完了です。

CLIタブの表示

ワークスペース上に配置したルータをクリックすると、ルータ操作ダイアログが開きます。ルータ操作ダイアログの上部、CLIと書かれたタブをクリックすると、コンソール接続したPC上のTerminalなどとよく似た画面が開きます。Terminalと同様、この画面からルータを操作するコマンドを入力することができます。本サイトではこの画面を通称『CLIタブ』と呼んでいます。

CLIタブでは、コンソール接続したPCのターミナルエミューレタとほぼ同じ表示/操作ができるようになっています。

以上で準備完了です。それでは演習02-2 に進んでください。

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